日本経済新聞に「起業家教育のオンライン実践」としてStartupBaseが紹介されました

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG1923D0Z10C21A1000000

日経新聞の起業家教育特集に、今年の4月からリリースになるStartupBaseU18 for Schoolのオンライン教材のことを取り上げていただきました!

記事に鹿児島純心さんで昨年試行とありますが、コロナで予定より早く遠隔にせざる得なかったのが実情。そんな中、学校にはファシリテータとして末吉先生がいてくださって、学校の卒業生や鹿児島の地域の起業家の方がメンターとして同じくzoomで登場。

急遽、一大イベントが遠隔になってしまったことに心配した校長先生や教頭先生が見守ってくださり、先生とうまく連携できたことは、ずっと目指していた理想系でもありました。

たくさんお問い合わせいただいています。
ここからこの学びを学校に展開していきます。

【開催レポート①】StartupBase with 長岡高専-準備編-

2020年10月16日 -17日、半年間に渡る準備を経て、始めて高専生向けのStartupBaseを開催しました。準備編と実施編と2回に分けてレポートします。

思えば、StartupBaseU18をStartupweekendU18で実施した記念すべき2014年の第1回目の時、東京市谷の開催にもかかわらず、縁も遥々、宮崎県の都城高専から飛行機に乗ってソロ参加してきた超・エネルギッシュで前のめりな川崎くんという高専生がいた。彼との出会いによる驚きと感動は、StartupBaseを作ってこのプログラムを継続しようと決意したキッカケの1つだったと思う。

馴染みのない人もいると思うので書いておくと、「高専」とは、全国に51校ある5年間の一貫教育を行う高校専門学校。今回実施した新潟県長岡市にある長岡高専は、高専ロボコンで日本一になったりと、技術分野に特に長けている。

高専生曰く、5年生で卒業して大学に編入する高専生は6割とのこと。
なので、高校5年間➕大学2年間通うのが大多数と思うと、高校3年➕大学4年行くのと年数的に何の変わりもない。高校3年間で受験勉強となると、自由な時間はほぼ1年間と言えなくもないので、こう考えると高専5年間という余白は、主体的な進路選択をする上で、とても魅力的に感じる。

準備段階から、高専と長岡高専に対する期待と注目は全国から寄せられているのを感じた。長岡高専開催が決まり、Facebookで個人的にメンターを募ってみたところ、「私のFacebook見てたんかい!」な人まで続々と、連絡をくれた。

運営面でチャレンジングだったのは、大学生スタッフ。
コロナ渦での運営なので、東京から長岡に向かうスタッフは森1人にして、大学生スタッフチームを長岡で結成。今回、協賛をしてくださったフラー株式会社さんより、「ぜひ、長岡造形大の学生さんでチーム結成をお願いします!」と希望をいただいたのが奏功。

校舎に登校していない大学生にキャリアセンターからの募集がなかなか見てもらえず、3回もキャリアセンターから告知をお願いしたが、何とか4人の大学生が手をあげてくれて、ポスターのデザイン、Tシャツのデザイン、動画の編集など、制作面で色々お手伝いしてもらえて、とても良い出会いでした。

長岡高専側は、アントレプレナーシップ教育を担当している外山先生と、起業部の顧問でもある村上先生が担当してくださった。

高専は先生は、大学と同じように「教授」の役職で、中には先生ご自身が起業を目指していたりと、本当にエキサイティングな環境。

開催準備の期間、座組みや予算が決まるまで数ヶ月のやりとりが続いたが、
先生方が本当に親身になって開催までサポートしてくださったおかげで、

日時:2020年10月17日(土)18日(日)両日10:00-17:00(予定)
会場: NaDeC BASE(ナデックベース)JR長岡駅大手口 徒歩5分
〒940-0062 新潟県長岡市大手通2丁目2−6
主催:スナップ新潟、StartupBaseU18(まつりば)
協賛:フラー株式会社様 後援:長岡高専

■ 参加対象(先着順)
長岡高専生 25名
長岡市の中学生 15名

開催レポート2020夏_高校生がつくった4つの企業

誰にとってもいつもとは違う2020年の夏休み。
何をするにも思いっきりはできないような気持ちがしていました。
高校生にとっては、高校1年生も、2年生も、3年生も、たった一度きりの夏休み。

私たちStartupBase U18は、「挑戦を楽しむ人をここから生み出す」をミッションに高校生・高専生向けに起業体験プログラムプログラムを提供しています。
今年の夏は、全国津々浦々でのキャラバン開催をお休みし、東京のみ2daysのプログラムを開催しました。

今回生まれた高校生の4つのプロジェクトを紹介します。プログラムでは、2日間の間に株式会社を擬似登記し、全員が共同創業者として自分たちのサービスに顧客開発をするというところまでやります!

今回は、2018年夏に札幌から参加したSoyokaさんが、東京の大学に進学し、
スタッフとして参加。最終審査の内容を聞きながら、素晴らしいグラフィックレコーディングをしてくれました。

(株)太陽の光と農家の架け橋
環境問題への危機感から、起案者の丸くんが1年前からフィールドワークしていた農家が太陽光発電を行う農家向けのソーラーシェアリングの促進をしたいというプロジェクト。参入障壁が高い専門領域であり、自分たち高校生としてのポジションに悩みました。メンターに来ていただいた@Honey At Inc. CEO / Creative Directorの豊さんに、「行政や環境省は若い人が何を考えているか思っている以上に関心が高いよ」「自分たちしかできないこと、自分たちだけでも出来ることを思いっきりやるべき」というアドバイスを元に、Youtubeへの動画を撮影し始めました。
丸くんの驚くべき行動力に感化されてジョインした高1生の加納くんのキャッチアップの早さと、難題に立ち向かう出会ったばかりとは思えない二人のチームワークの良さが圧巻でした。

(株)ベジーズ
起案者の牧瀬さんがベジタリアン。行ける店が少ない!という悩みから「食べログのベジタリアン版」をつくろうと立ち上がった。1日目は、同じこと考えている別の会社がすでにあった….と発見して落胆。競合があることはむしろ攻勢なのですが、この場合は、掲載店舗数やユーザビリティが勝負となると同じ土俵で戦うのは微妙となりPIVOT. ここから同じ研究室に外国人の完全なベジタリアンがいる大学生スタッフ2人の助言もあり「ベジタリアンの友達と一緒に外食するとき、すごく店選びが超・大変!!!!」という課題に出会えました。一般のお店はベジタリアンメニューを導入するコストは非常に高いらしく、専門店から一般のお店へ「店配」することで、ベジタリアンの人と、ベジタリアンではない人が一緒に食事に行きやすくするという課題解決のアイデアです。これからますますニーズが増えそうです。

(株)G2G
おばあちゃん(Grandmother)と孫(GrandChild)のボイスオンリーのチャットアプリ!このチームも、最初はアクティブシニアなおばあちゃんとお店を繋ぐマッチングアプリから大きくPIVOT 。
「おばあちゃんのことが大好きで、声を聞いて安心をしたいけど、いざ、電話をかけるタイミングがない」という自分の声をまさにサービスに昇華できました。
「おばあちゃんってスマホアプリ使えるの??」という声にLINEを使っておばあちゃんに音声チャットを送信。するとおばあちゃんも音声で返信してくれました!
世代間の断絶を優しさが解決するという審査員の涙腺が崩壊しそうになったアイデアでした。

(株)ジョブライン
「大学進学予定の高校生だって企業でインターンがしたい!」という自分たちのニーズをもとに、企業と高校生のマッチングを行うサービス。このニーズは、何度か高校生から起案されたので確実にニーズがありつつ今、それを満たしているものがないし、進路を見据えた上で大学を選びたいということなんだろうと思います。
高校生のキャリアを考える上での情報をマーケティング情報としてベネッセなどの教育情報サービスに販売するという収益モデルを提案していたけど、どこがお金を出すかの検証がまだまだ足りなかったと思う。
高校生側のニーズは確実だし、社会的意義が非常に高いアイデアなので、収益モデルが確立できないとしても継続できる仕組みを考えて、まずは実行してほしい!(StartupBaseでやっちゃおうかな…?!)

 

次回、StartupHubTokyoさんのプログラムをStartuBaseU18で運営します!
アイデアを実際にローンチに向けてブラッシュアップしていきます。
ぜひ、ご参加ください。

https://startup-station.jp/eventseminar/TAA0103?event_id=E000100201

GWはアイデアピッチ大会開催します!

GWはアイデアピッチ大会(オンライン)開催します!
中学生・高校生は誰でも無料で参加できます。

アイデアをブラッシュアップしたい人、フィードバックをもらいたい人、
SBU18参加後にアイデアをupdateしたのでまた相談したい!という人(チーム)もぜひ、ご参加ください。

参加エントリー(無料)&詳細はこちら

5/10:本日ファイナリスト&動画を発表しました!

春休みのプログラムについて開催方針とキャンセル規定

<2020.2.28>
昨日、小中高全校休校要請が出ておりますが、現時点で、春休みのStartupBaseU18は予定通り開催予定です。
混乱の最中、学校が休みになって然るべきという考えもあれば、突然休みになって困るという高校生、ご家庭もあるかと思います。
StartupBaseU18は民間プログラムであるという立場、または不特定多数の大規模なイベントではないことを踏まえて、体調に問題がなく参加意向の高校生の機会を閉ざすことなく開催方針を決めました。
以下のキャンセル規定をよくお読みいただき、遠方より参加の方やご心配の方はキャンセルを承ります。
※学校開催のキャンセル規定はこれに含まれません。
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こんにちは。StartupBase事務局の森です。
新型コロナウイルス感染症の流行で不安な毎日を過ごされている方もいらっしゃるかと思います。StartupBaseU18は本日2.25現在、会場スポンサーとも相談しまして春のプログラムを2つとも予定通り開催する方針を決めました。

除菌ウェットティッシュなど衛生状態に配慮した運営に務めるとともに、参加者の皆さんには別途、下記のお願い&体調面における注意事項をお読みください。

〇参加者のみなさまにお願い
少しでも安心安全の場を提供するために以下のことをお願いします
・イベント開催までの体調管理
・定期的な検温
・手洗い、うがいの励行
・体調不良を自覚した場合は参加を取りやめる判断も。キャンセルも今回のプログラムでは受け付けます。

〇会場における主催者側の対応は以下の通りです
・受付付近に消毒液・除菌シートを設置
・手が触りやすい場所(テーブルなど)を定期的に除菌シートで拭く
・飲料は提供を控えさせていただきます(水筒やマイボトルをお持ちください)

○キャンセル規定について
コロナウィルスを懸念してキャンセルされる場合は、3/13(金)まで申受けます。
チケット購入済みで、キャンセルをご希望の方は、3/13(金)までに主催者(info@startupbase-u18.com)までにお名前(フルネーム)をご連絡ください。全額返金対応いたします。 なお、3/13(金)以降のキャンセルについては承りませんので、予めご了承ください。 また期限内にキャンセルをお申し出の場合でも、もともとのお支払いが銀行振込、コンビニ払いの場合は、peatixの規定上、手数料500円が発生しますので、ご了承願います。

 

3/21-22の通常回については残席僅かです。
今回はキャンセル対応も申受けておりますので、参加を迷われている方はお早めにお申し込みください。

3/21-22 StartupBaseU18 通常回
3/28-29 StartupBaseU18 for Social Impact

https://startupbase-u18.com/

<本年もありがとうございました2019&Welcome2020!!>

受験が終わった高3生からプロジェクトリリースのお知らせが届き、全く年末の気配のないSBU18です。
 
さて、5年目の今年はたくさんのチャレンジが生まれました👏
スポンサー企業の皆さん、共催させていただいた市町村の皆さん、スタッフの大学生&代表、そして何よりたくさんのチャレンジを巻き起こして私たちを高校生ありがとうございました。
 
2月:Campfireと提携
3月:SBU18@朝日新聞メディアラボさん開催
5月:伊豆大島パッションフルーツ温泉農法
仏花付き墓参りタクシープロジェクト試行運転スタート
8月:SBU18@FreakOutさん開催
8月:神戸市さんと共催開催(継続)
9月:東京都U18プログラム「Brush up for Launch」受託運営
12月:SBU18@ファシリテータ3人目Shungoデビュー
来年もたくさんのチャレンジが溢れるプログラムでありますように!
1月25日:StartupBaseのアドバンスド版のBrush up for Launch(ローンチに向けたブラッシュアップ)を開催@東京駅します!
東京都主催のプログラムなので、参加無料です。
チームがあること、アイデアがあることが参加条件になっています。
今回は、MAKEYというみなさんの世代に大人気のプロダクトを学生起業で作ったCEOの中村さんがメンターで来てくださいます。これまた貴重すぎるのでぜひサービスLaunchしたいチームは参加を検討して見てくださいね。
https://startuphub.tokyo/event/brushupforlaunch-u18-vol2

国連開発計画(UNDP)・シティバンク主催のCoLab登壇スライドシェア

国連開発計画(UNDP)・シティバンク主催の

「Youth Co:Labジャパン2019」

というイベントでパネル登壇しました!

私たち自身は「社会起業」と「起業」を特に区別することなくプログラムを提供していますが、今年は、企業向けに手がけたプログラムも社会課題の解決や環境課題の解決を目的にしたものが多くありました。

理由として考えられるのは、①今年、SDGsの概念が浸透し、その1つに「教育」が入っているから。②もう一つは、また、環境問題として温暖化などの問題が逼迫した課題になったから、と考えています。

また、高校生自身のプロジェクトも身近な社会的な課題、環境問題に取り組んでいます。私たちは社会の課題や、環境課題など、人々の課題解決のために新たな価値を世の中に生み出すプロセスをプログラムにするという大業にチャレンジしており、私たち自身もStartupだと考えております。

短い時間でしたが、プログラムの紹介をさせていただいたスライドを公開しましたのでご覧ください。

注)私は、若手起業家ではなく、
Youth Entrepreneurship育成の立場で登壇しています(笑)


「ユースの力」~若手起業家が語る社会起業の現場とこれから
「社会起業家のバックアップオフィス」機能を提供し伴走する「ボーダレス・ジャパン」の鈴木雅剛氏が、3名の現役若手起業家と、社会起業の現場とこれからについて語ります。
なぜ社会起業を?若手社会起業家にとっての機会と課題とは?実体験に基づいた生の声をお届けします。

モデレーター:鈴木雅剛 |(株)ボーダレス・ジャパン副社長
スピーカー:

  • 三輪開人 | e-Education代表理事
  • 新居 日南恵 | (株)manma代表取締役社長
  • 森 真悠子 | StartupBaseU18創立 / 株式会社まつりば代表

 

SILSにAO入試で合格したSBU18_OB生から報告をもらいました!

スタートアップベースに高3生で2回、ラボにも往復4時間かけて通ってくれていた
高校生から早稲田大学の国際教養学部(SILS)にAOで合格したと連絡をもらいました!

「スタートアップベースで、社会の課題は自分で行動すればきっと誰かがついてきてくれると学んで、それまでは自分で考えてもどうにもならないと思って諦めてしまっていたのが自分が解決したい課題に出会い、志望理由書も自分が納得するものがかけました!」

高校生のうちから、実社会の課題に対してアクションする=プロジェクト化することで
それが進路を切り開く糧となるならば、これ以上素晴らしいことはありません。
自分が人生かけて解決したい課題に出会えるっていうこと自体がもう、とてつもなく素敵なことです。
(その瞬間、例え勘違いでもそう思えることが大事だと思っている)

ラボのサポートをしてくれたOBの吉村くん、
Skype相談に乗ってくれたSILS生のきょうこちゃん(写真)、ありがとうございます。

「IMPACT HEROS DAY」Earth Companyのイベントに参加してきました

こんにちは、最近涼しくなって、ますます活発になってきたナノカです!

先日「Impact Heros Day」というEarth Companyが主催するイベントに参加してきました。

Earth Companyには4つの事業があります。そのうちの1つが、年に1人並外れた変革力を持つチェンジメーカーを選出し3年間にわたり、とことん寄り添う支援を提供する「インパクト・ヒーロー支援事業」です。今回のイベントはEarth Company創業5周年の記念イベントということで、これまで彼らが支援してきた5名のインパクトヒーローたちが一同に来日し、プレゼンテーションと分科会を行うというものでした。

※イベントページはこちら
※Impact Hero2018のジョンピエール・モンティリヤ氏は体調不良のため欠席でした
※私が遅刻参加したためImpact Hero2015のベラ・ガルヨス氏のプレゼンテーションのノートはありません

今回のこのブログではイベント参加してとった私のノートと共に、素晴らしいヒーローたちの紹介と、StartupBaseの新たな動きを報告したいと思います!

①Robin Lim
「世界平和は愛あるお産から始まる」と信じ、貧しい母親と赤ちゃんに無償医療を提供する

「貧しさは命を諦める理由にならない」と強く訴えるロビン。9000人の赤ちゃんを取り上げる中で、リソースのない環境でも安全なお産は可能であることを確信したそうです。

Impact Hero 2016
「現代のマザーテレサ」ロビン・リム氏。

1956年、フィリピンに生まれる。フィリピン人の母とアメリカ人の父を持つ。1991年に妹とその子供が出産中に亡くなったことをきっかけに、助産師を志す。アメリカとインドネシアで助産師の資格を取得し、インドネシアのバリ島に、NGOブミセハット国際助産院を設立。これまで9000人の赤ちゃんを取り上げ、「イブ・ロビン(マザー・ロビン)」として、慕われる。ブミセハット(健全な母なる大地の意)は、インドネシアはバリ島、スマトラ島アチェ、パプア、そしてフィリピンにクリニックを運営し、ハイチ、ネパールなど世界各地の被災地にも仮設クリニックを設置。年間6,000人以上の助産師・看護師を育成し、ブミセハットのサービスを受けた人は30万人を超える。(HPより引用)

②Kathy Jetnil Kijiner
気候変動による水没の危機から国土と文化を守るため、未来を切り開く次世代リーダーを育成する

「気候変動は”将来”起こる事ではなく、”今”起こっていることです。」
彼女は自国のマーシャル諸島が今にも海に沈み、居住不可能になってしまう現状を「マーシャル諸島は世界の縮図である」と叫び、世界の首脳たちの心を震わせ、気候変動問題に立ち向かう次世代リーダーを育成しています。

Impact Hero 2017
「気候変動問題の最前線に立つメッセンジャー」キャシー・ジェトニル=キジナー

マーシャル諸島生まれ、ハワイ育ち。学生時代にアメリカ本土での社会課題に関する啓蒙活動にインスパイアされ、詩人としての活動を開始。ハワイ大学の太平洋島嶼国研究学部で修士課程を修了した後、天性の言葉力を駆使し、情熱的でパワフルなポエトリーリーディングやスピーチを通して、気候変動に対する対策の緊急性を訴えることで世界的な注目を浴びている気候変動活動家。

国連気候変動サミットや国連気候変動枠組条約(UNFCCC)における締約国会議などを始め、世界に向けてマーシャル諸島の気候変動の現状を訴える一方で、国内ではNGOジョージクムを立ち上げ、マーシャル諸島の若者たちを、環境問題に取り組む次世代リーダーに育成する活動を行っている。(HPより引用)

③Wai wai Nu
7年間の投獄経験から、教育こそが多民族国家のミャンマーに平和を築くと確信し、次世代リーダーを育てる

民族差別によって18歳にある日突然刑務所生活に。7年間の刑務所生活で「もっとも耐えがたかったのは夢と希望を失うこと」と話します。

Impact Hero 2019
「ミャンマーの若者を、女性をエンパワーメントすることを使命に生きる」ワイワイ・ヌー

「父親がアウンサン・スーチーと議会で一緒にいた」
たったそれだけの理由で家族全員が逮捕され、18歳から7年間を、社会的弱者であった女性たちと共に刑務所で過ごしたウェイ・ウェイは、獄中で自分と同じように強制収容された多くの女性たちに出会って「この国を変えたい」と決意。

教育こそが、自由や平和、そして社会的平等の扉を開き、民族間に信頼関係を築くと確信し、自らもロヒンギャであるウェイ・ウェイはミャンマーの少数民族のための教育施設を設立。偏見や差別のない平和な社会を築く次世代リーダーを育成している。(HPより引用)

④Break Out Session

Break Out Sessionという名の分科会が行われました。私はロビンとベラの分科会に参加し、Sli.doを利用したインタラクティブなセッションを楽しみました。

ロビンはすれ違うオーディエンス全員にハグとキスをし、目が合う人に微笑みかけ、なかなか本題に入れない、タイムキーパー泣かせな、しかし100%の愛からくる講演をしていました。

そして、創業者のアスカのハワイ大学時代の同級生であり、Earth Company立ち上げの発端となった「東ティモールの未来のために生涯を捧げる不屈の戦士」ベラのセッションに参加。

彼女は、東ティモールの全ての人に平等な格差のない世界を実現するために次期東ティモール大統領選に出馬予定。男尊女卑の激しい東ティモールで勇敢に女性活動家として行動し、性的マイノリティに未だ偏見のある環境の中レズビアンを公表し、LGBTQの若者のためのシェルターを作っている。

初代Impact HeroでありEarth Companyが生まれる理由にもなったベラ・ガルヨス氏

1972年、東ティモール生まれ。インドネシア軍侵略下の東ティモールで、兄弟を殺され父親は拉致・投獄。ベラ本人もわずか5ドルで人身売買され、軍による度重なる薬品投与により子供が産めない体に。その後、少女兵として独立運動に身を投じ、国外脱出のためにインドネシア軍に入隊するダブルライフを送る。忠誠心を試されるあらゆる性的・肉体的虐待に耐え、ついにカナダへ派遣されたその日に逃げ出し、難民に。その後、世界各国で独立運動を続け、国の独立に貢献。

独立後は、国連開発機関での勤務を経て大統領補佐官に就任し、国の発展に寄与する一方、全エネルギーと私財を投じて、日本からの支援を元に2015年5月に東ティモール初の環境学校を設立。その後、レストラン、宿泊施設を併設するルブロラ・グリーン・ヴィレッジへと事業を発展させる。(HPより引用)

ベラが「誰かに、与えて、与えて、与えて続けて貧しくなった人は誰もいない。だから私は誰かに与えられるチャンスがあるなら、惜しみなく与えたい」と発言したとき、と彼女の愛と慈しみの深さに私は震えました。

⑤Impact Heros 4人と共同創業者アスカによるパネルディスカッション

ここまで原体験の強烈な4人のインパクトヒーローたちの話を聞いて、どこか遠い存在に感じていました。しかし、このパネルディスカッションでは彼女たちはスーパーウーマンなのではなく、私と同じ人間なんだ(安堵)と思わせてくれました。

「Q.自由な時間は何をしているの?(What are you doing in your free time?)」の質問に対して、アスカを含めた5人全員が「家族と過ごす時間が一番の癒し」と答えていたのが印象に残っています。誰をも振り向かす力強いリーダーシップの裏で、家族の存在は大きなもののようです。

 


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重大発表があります!
<Startup Base U18 for Social Entrepreneurship>のカリキュラムを開発しています!!
興味のある企業の方・環境問題などを学んでいる大学生を募集中です!
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今回Earth Companyのイベントに参加したのも「StartupBaseの社会起業verをやりたい!」「そのためにはまずは今ある会社から学ぼう!」という理由からでした。

「創れる人を創る」

ダイレクトに社会課題に取り組みEarth Companyのインパクトヒーローたちに劣らない社会起業家を生み出すために、Startup Base U18 for Social Entrepreneurshipが始動します!

StartupBaseU18の

News Letterをお届けします!