3/2-3/3の2日間苫小牧高専主催のStartupBaseU20が開催されました。
番号 | 会社名 | 事業内容・StartupBaseからのコメント |
1 | 株式会社ヌンティアレ | 先延ばし癖のある人向けに、推しの声でリマインダーを送ってくれるアプリ <最優秀賞> 先延ばし癖のあるメンバーが起案。無料版は事務局の声、有料版は推しの声でリマインダーを送ってくれることで応援されながら、先延ばしを軽減できるというアプリ。リマインダーを登録する手間が懸念されるが、音声IFで入力されるそう。審査員から、登録の方にインセンティブ(ご褒美)をつける設計を考えてみては?という意見があった。 |
2 | 株式会社 米谷 | <吹奏楽部のストリーミングサービスの運営> メンバーの一人がクラシック好きで、Spotifyなどの音楽配信ソフトでは音が悪いという困りごとを解決したいと起案された。著作権の問題などからクオリティ高い配信はできないということで、高校の吹奏楽部の音源配信にPIVOTした。吹奏楽部は楽器維持のための部費が高い、定期演奏会などのチケットノルマがあるという課題があり、家族や吹奏楽部OBなどから投げ銭をもらって音楽配信を行う。実現可能な課題解決にPIVOTできたのが非常によかった。 |
3 | 株式会社Snow Breaker | <雪を壊して地域の壁も壊す?!雪かき代行サービス> 主な担い手は高校生・大学生。ターゲットは高齢者だけでなく、共働きの夫婦などをターゲットにし、雪かきついでに子どもと雪だるまを作るオプションもついていたのがとてもユニーク。最大のライバルは、ボランティアと認識していた。自分たちの祖父母などの雪かきを実際にして検証するくらいのアクションが欲しかった。 |
4 | daily fave株式会社 | <隠れ推し活をする人向けの概念グッズオーダーメイド販売> 推し活マーケットは、アイドルだけで165億円と言われており(矢野総研)、アニメにも含めるとその倍以上が見込まれている。今回の提案は、その推し活の半数は、隠れ推し活をしているという。つまり推しが誰なのか公表したくない。 よって、公式に出されるグッツを身につけると推しがバレてしまうため、オーダーメードで「概念グッズ」と呼ばれる自分だけがわかるデザインのグッツを依頼するサービス。 自分が最初の顧客になって、デザイナーにオーダーメイドするところから始めてみては?! |
5 | 株式会社 Start Book Share | <大学受験生向けの選書サービス><最優秀賞><オーディエンス賞> メンバーの一人が大学受験のための「読書」「選書」に困ったという経験から起案。 推薦入試や総合型入試などで求められる志望理由書などを書く際に、テクニック的なものではなく、書くネタとして専門知識を得るために本を読みたが、何を読めばいいかとても苦労したという経験から起案。メンバー他3人は、中学3年生でこの課題の実経験者ではないながらよくコミットしてwebサイトなど途中までだったが作成できたなと思う。ターゲットを大学受験生にするならば、データベース作りが命。志望校別に合格者が読んだ本の情報を収集してみたら良いのでは?! |
6 | タクシーアップ株式会社 | バス・タクシー会社の運転士不足を解決する運転士転職・人材派遣サービス まず、地元の課題をよく知っていて問題意識を強く持っていた点に感心しました。もちろん実現したら非常に意味のある事業だし、ライドシェアも合法化する未来を見据えるとニーズもあると感じた。ただ、夜にタクシーのニーズが高まる一方で夜はさらにドライバー不足が深刻であることも確かめ、そこに副業人材を投入するといったビジネスマッチングも論理的に組み立てられていた。法規制や既得権益の問題など、10代が課題解決するには最初の一歩が難しいと感じる内容でしたが、ライドシェアがスタートしたら是非10代も課題解決の一助になりそうだと期待! |
起業家の皆さま、審査員の皆さま、ご参加いただき誠にありがとうございました!
★起業家メンター★
若月佑樹さま(株式会社メンテモ 代表取締役 )
水丸 和樹さま(ミーツ株式会社 CTO 、一般社団法人新雪 理事)
★審査員★
木村 淳さま(苫小牧市副市長)
畑中 稔さま(株式会社久恵比寿 代表取締役社長)
小林幸徳(苫小牧高専校長)
3/4(月) 北海道新聞掲載