ネットリサーチで見えてこないデジタルネイティブ世代の本音③〜facebookは好きじゃない?!~

◆  一方でFacebookが一番、素の自分を出せる場所という高校生も

“(課外)活動する”高校生にとっては、Facebookは安心する場所 だという。
「 twitterは、ネタ的に自分のキャラをつくってますね。
Facebookは、素の自分が出せるし 欲しい人からのフィードバックがある。
学校を越えた気の合う仲間からの情報に出会える」

冒頭に、釣り好き高校生がFacebookをつかっていると書いたのは、
きっと、「釣果の報告」を「学校外の友達」としているからなのだ。
「釣り」は、好きな人にとっては最高のシンパシーの高い話題だ。

Facebookのいいねボタン、Twitterの140文字制限といった
Webサービスのユーザーインターフェイスやボタン1つとってもその言葉によって、
ユーザーはサービスの世界観や空気をよみ、しらずしらずのうちに 発信する
コンテンツ内容も左右するようになっている。

彼ら10代はネイティブなので、その「(サービス1つ1つの)言語」を
私たちよりもそれを感じ取っているようだ。

 

◆   勝手に、彼らのfacebook利用を未来予報

彼らが社会人になる約4年後までに、
Facebookを好んで利用しているのだろうか?
個人的には、登録率は増えると思う。
出会いも増えるし、複数のいつも一緒ではない
複数コミュニティに属するから。

居心地のよい場所を求めて、どんどんスイッチしていく彼ら。
一番、使われるSNSになるかどうかは、微妙である。

終わり

著者:Mayuko Mori
高校生のためのアントレプレナーシッププログラム”StartupbaseU18”代表

協力者: Chikato Nakamura  Kyoko Ishiguro  Tsugumi Sasaki

ネットリサーチで見えてこないデジタルネイティブ世代の本音①〜facebookは好きじゃない?!~

先日、こんな記事に出会った。

~Facebook離れは本当なのか~ 米国若者ソーシャルメディア最新実情

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近年若者のFacebook離れが叫ばれている。19才の彼はこう語る。

「Facebookは僕たちとってもう死んでしまったもの。中学校の頃に面白そうだったから始めたけど、今はまるで退席出来ない気まずい家族ディナーのよう。もちろんfacebookをまだやってることが変に感じたり、うっとおしいことすらありえる。ただ、そうは言ってもFacebookを持っていないのはもっと変だし、うっとおしいんだ。(略)」

これは、日本でも高校生を対象にプロモーションをする際に、
私もFacebookに頼ってはいるものの、積極的に使ってないな〜
ということはうすうす感じていた。ならば!と、
日本版の記事を高校生とつくってみることにした。

と、3人の高校生に協力してもらいさっそく出て来たひと言が、

「Tiwtterはコンビニ、Facebookはスーパー。」

facebookはスーパー2

高校生のFacebook登録率は調査データによると半数以下。

さらにだんだん減っていっている
(一度、登録してからアカウント削除している)
というデータも出ている。CNETJAPAN記事

まず、私とFacebookで繋がる彼ら(約50人)を
Facebook上で観察してみると、

==============================
①日本に住む高校生なのに写真も投稿もなんだかアメリカン。
時々、投稿が英語。
②登録していても、投稿しない。
③なぜか、釣り写真をプロフィールにしている子が多い
==============================

オマケの③は一応、意味があるw(後述)

つまり、フツーの高校生はあまりいないし、
フツーの高校生はあまり投稿しない。
これが、「高校生のFacebook利用」の所感。
何か、特徴がある高校生が利用している。

この感覚が、ネットリサーチで分からない部分。

ということで、 今回はさら3人の高校生に
対面・Skype・Facebookメッセージで話しながら
調査に協力してもらった。

▼協力してくれた3人の中高生

◆福島高専3年生 Chikato Nakamura
高校生団体に所属。
自分は、Facebookが好きなので、微妙ですが・・・」とメールをくれて協力してくれた。

◆千葉県私立高校2年生 Kyoko Ishiguro
1年間アメリカに留学。 留学期間は、家族への報告のようにFacebookをつかっていた。
Facebookは、海外の友達とつながるためにつかっている。

◆千葉県中学3年生  Tsugumi Sasaki
中2の時に10日間アメリカにホームステイ。
今年の4月からカナダに1年間留学予定。 Facebookは、登録しているけどなんかキラーイ

 

以上3人である。と、プロフィールが平均的な高校生ではけっしてない彼らが、Facebookを登録していない
友達にもインタビューしてくれた。

ネットリサーチで見えてこないデジタルネイティブ世代の本音②〜facebookは好きじゃない?!~

さっそく、協力してくれた3人とSkypeやFacebookメッセージで聞いてみた。

*Facebookってどういう人が利用しているイメージ?

若い人が”告知”で使っているイメージ
ブログと同じイメージ

facebook1

・・・「告知!?」なるほど。  

私も含め、日々のぼやきで使ってるオトナもいくらでもいるが・・・。
高校生からすると、”告知”そういうイメージらしい 。

感覚で、周りの友達の登録率は? 1割〜2割ほどらしい。

*そもそも登録してない理由は?

周りが登録してないから。友達も増えないし、
タイムラインに投稿が流れてこない。

・・・そりゃそうだ。

そういえば、 そう、私たちオトナは登録したとたん
数ヶ月のうちにどんどん中学時代の友達、高校時代の友達と繋がりだし、
「Facebookのおかげで10年ぶりに再会できた!」といった、
”facebook、マジありがとう体験“をしたはずである。

  高校生は、そもそも過去の再会したい友達はすでに出会った時から
オンラインで繋がっているわけで 、Facebookの「登録のキッカケ」
になるポテンシャルがないということだ

次に、言わずもがな本名ということへの抵抗感がかなり大きい。

今回の協力者3人とも登録者だったので、さらに彼らからさらに
別の友達にLINEをつうじて、インタビューしてもらった。

facebook2

 

 

 

 

 

 

 

使わない理由・・・
「危険そうだから」
最後に、ちょっと予想外だったのはデジタルネイティブでも
facebookは使いこなせないということだ。

今回、3人とも共通して、
Facebookの使い方がよく分からないと言っていた。
機能が多い上に、おせっかいな機能がたくさんあるってなんか怖いという。

「Facebookやってない人に、誰々がFacebook登録しましたみたいな
メールいっちゃうやつあるじゃないですか?

あれ、わたし習いごとの先生にメールがいっちゃって・・・ (汗)」

あとは、LINEの既読無視の問題がFacebookではもっとヤッカイらしい。

facebook使わない理由

 

 

 

 

 

 

デジタルネイティブは、テレビのスクリーンもスワイプするとよく言うように
操作的なWebサービスのリテラシーも高いのだとおもっていたが、
空気感を読む能力、その中での“振る舞い”がネイティブ級なのだ。

とにかく、快適なものにも、ちょっと居心地がよくないものにも感度が高いようだ。

つづく

参加するには・・・?!

「参加するためにテストがあるんですか?!」
というメールをもらいましたが、テストはないので
安心してくださいね^^その代わり、勇気とやる気は必要。
StartupBaseに先生みたいに教えてくれる人はいないので!

初日に、自分が実現したいアイデアがある人には
1分間のピッチ時間があります。
これは是非トライしてみてほしいです。
自分のアイデアが選ばれたら、それを実現するためのチームが
組めるからです。チームメイトは、全員”共同創業者”になります。

さてさて、アイデアってそもそも何?!
特に今は思いつかない!ってなると思うのですが、
アイデアって別にスゴイものとか、まったく新しいものが
アイデアとは限りません。

じゃあ、どうしたら思いつくのという話を次回ここでしますね。

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