課題発見が半径3メートル(教室の中)からなかなか広がらない!というお悩みはいろんな先生から聞きますが、これを見ているみなさんはどうでしょうか?
そもそも総合的な時間は1コマ(50分)しかないと、外に出られないですよね。
長崎の南山高校の取り組みを徳田先生から
ヒントをいただき、課題発見の前に、ちょっと社会に目を向けて社会問題の中から「マイテーマ」を設定してみるというワークショップをしてみました。
ETICさんに利用許可いただき、プリントをインターン生にCanvaで作成してもらいました。
その題材として活用させていただいたのが、NPO法人ETIC.さんの「31の社会問題解決中マップ」!これ、とても良かったです。「解決中」とある通り、なんらかの解決に取り組まれている事業者さんがある「社会問題」を取り上げているのです。
31あるので、SDGsより、括りが身近に感じられるようになっていて、選びやすいと感じました。
スタートアップベース for Schoolに取り組んでいただいている学校で、3つ、マイテーマを選択しました。
先生からは難しいかなーという心配の声もあったのですが、「伝統文化・技術をどのように継承するか?」を選択した生徒さんもいたりして、一人一人の興味や経験が顕在化されたり、お互いにシェアする機会になりました。
探究ラボ生にも直接、このワークをやってみたのですが、「止まらない気候変動」を選んだ高校生の理由が、「テレビで世界一海抜の低いツバルのことを知って。当時、小学生だったんですが、ツバルの海抜がリアルタイムで1センチ単位で見れるサイトがあって、毎日チェックしてたんです」と言ってくれました。
選んだテーマは同じでも理由はそれぞれ。
すごくその子の関心を知れたなあと思ったんですよね。
進路選択で学部を選ぶ前にも、ぜひ活用してほしいなと思います。
<社会問題解決中MAP>
https://2020.etic.or.jp/