奇跡のような偶然が重なって、開催できたStartupBase U18 in 長崎大学。
参加者は、22人。長崎市、会場まで車で2時間かかる佐世保、松浦などからも集まりました。宿泊型のキャンプは、2019年の奥尻島以来。自炊のキャンプは初めてでした。
ここでは書ききれない涙、あの人のあの言葉、、、全部記憶しておきたーいと思うような熱い熱い夏(長崎は10月もまだ夏でした!)が終わりました。
今年度から「起業ゼミ」を探究の時間に作って、その中でStartupBaseU18 for Schoolを実施してくれていた南山高校の徳田先生が、「あの、大学でやっているやつ、長崎でもできないですかね?!」と言ってくれたのがキッカケです。
よく、「どうやって営業しているのですか?」って聞かれるのですが、何の縁もない「長崎大学アントレプレナーシップ部門」にフォームからお問合せするところから始まります。当然、返信は来ず、そこで知り合いの先生(東北大学の石倉さん、その節はありがとうございました)にお願いして、連絡をとってもらったところ、数秒後に当時、アントレプレナーシップ部門にいらした小池さんがお話を受けてくださいました。
ここまで書いたところで、開催に繋がるまでの奇跡(軌跡)を書くとこの10倍くらいあり、それだけで終わってしまいそうなので、開催のレポートに進みたいと思います。
長崎大学水産学部は、養殖業に限らず、洋上発電や海藻が吸収する二酸化炭素削減など、「海と共に生きる(ブルーエコノミー)」活動を推進しています。そのリーダーでもある征矢野先生、ご講演ありがとうございました。こんなにある長崎の海の資源をぜひ若い人にも活用してほしいというメッセージ、高校生たちが目をキラキラさせながら受け止めていました。
株式会社 ヘルプマザー | シングルマザーの手助け事業 | 最終的には、「シングルマザーが正社員雇用がなかなかされないという課題をスポットワークでリファレンスを溜めていく事業」という事業案になった。10件ほど、ハローワークのような行政にも電話をして行動していた。事業の解像度がめちゃくちゃ高まったところでタイムオーバーになってしまい、プロトタイプの完成度がまだまだだったが、事業の解像度としては最も高かったし、社会的な課題だと思うので活動を校内で続けると聞いて、とても期待しています! |
株式会社 givehouse | 空き家を利用したサービスを提供する | 空き家問題を、民泊と寺小屋を運営することで若者が解決していくというもの。 空き家を安く買い取るという前提で事業が組み立てられていたが、そこのハードルが未知だったので、空き家を持っている個人に話をじっくり聞けると、本当の課題が見えてきて、次のアクションに移れそうだと思った。 プロトタイプの考え方で今持っているものを使って実証することが必要、というのをもう一度頭に入れて、公民館などで実績を積むと道がひらけてくると思う。 |
株式会社 MakeVegetable | 教育アプリ 農業 | 高校生の集中して勉強したいけどなかなかできない、というところに廃棄の野菜という2つ目の課題が合流し、勉強するとインセンティブとしてリアルに野菜(スイカなど)が届くというサービス。 最初に聞いた時は、2つの課題を無理やりくっつけている感はあったけど、小学生の親子向けに、夏休み限定とかで行って、基本的には全員スイカがもらえる前提で、組み立てるとかは、普通に成り立ちそうと思った。アプリを開発するハードルはあるので、夏休みに限定して、イベント型で実施してはどうか? |
株式会社セイブキャット | ねこのための諸活動 | これも素晴らしいアイデア。猫(犬)を飼っている人がチームメンバー全員?!だったところからスタートし、保護活動をしたいけど、資金源がないからそれを猫の体調管理のIOT首輪で稼ぐ、というサービス。本望は前者なので、メンバーの思いがそちらに行きすぎて事業であるIOT首輪のサービスへの構想やプロトタイプが見えてこなかった(GPS機能のサイズや材料費など調べられると説得力がました)のが残念。 猫への思いは全員一緒だったので、2日間、IOT首輪のサービス開発に没頭できると良かった。 長崎って猫が多いというのを知り、猫向けサービスが出てきたのは長崎ならではだったのかも!?素敵。 |
(株)FREEDOM | 教科書を取り扱わない、イベントなどを主とする学校を作る | 学校だけではモノ足りないと思っている高校生を対象に、毎回内容を変えながらイベントをしていくという試み。 実現可能性が高かったので、2日間の間に、開催日程を決めてSNSを使って過去100人の新規フォローをゲットしたチームもあったので、アクションはもう少しスピードを上げて集客スタートして良かったと思う。 今後続けるのであれば、役割分担として、ディレクタ・デザイナー→コンテンツを決める人、マーケッター→集客のためのSNSなどで広報するのが良いと思う。 |