<インタビュー>姿勢矯正メガネ 株式会社weCAN CEO高橋 佑生 さん

スクリーンショット 2023-06-20 14.49.01

エジソンに憧れて起業家を夢を 踏み出せた仲間との出会いは?!

小さい頃からエジソンの伝記に影響を受け、野口英世のようにお札に印刷されるような偉業を残したいと大志を持った高橋さん。大学4年生の時、会社を設立。進路に悩みながらも、起業の道を歩むに至った大学4 年間の活動を「起業準備編」として取材した。埼玉県・川口市出身。

東北大学工学部に進学。 すべての始まりは無謀にも共著に立候補?!

早くも高校1年生の頃から東北大学工学部を志望。スマホやパソコンなどの性能向上などに影響する素材・材料の研究で非常に有名だったからです。

東北大学工学部に合格し、入学した年の6月、キャンパスの掲示板で” 書籍の共著者募集” の貼り紙を見つけたんです。

当時、プログラミングはまったく未経験だったんですが(笑)、やってみたいと思い、応募。そして出会ったのが、起業した今も同じ事務所でお世話になっているNPO 法人natural science 代表の遠藤さん。

共著の話は当然ながら見送りとなったのですが、そこからウェブ開発のための言語の勉強をはじめました。

そして、中学生・高校生でも取り組める”(学びの)レシピ”をつくって、教室に全国から通ってくる子どもたちに伴走をしていく仕事にどんどんのめり込んでいきました。

勉強ができて、教えることで社会経験ができて、お金ももらえて一石三鳥だと感じていましたし、授業だけでは得られない自分と社会がつながる経験に手応えを感じていました。

ものづくりの世界大会” ICAN” に 毎年挑んだ大学3 年間

中高生が思いついたアイデアの実現に伴走し、ICANというものづくりの大会への出場を毎年していました。

やはり、技術を勉強していくにあたって、ICANのような(大会出場という)目標があったことは挑戦できる大きな理由の1つだったと思う。

そして、このICAN に大学の仲間4人で「お手前に点数をつけられるセンサー茶器」を開発し、出場。

仲間の1人は大阪大学を休学してまで、このチームに加わっていた。かけがえのない仲間との出会いがあった。

勉強も何もかも手に付かないほど 悩みはじめたその後の進路

大学3年生になり、大学院に進学か就職かと考えていた時、どちらも自分には

合わないと感じて、勉強も何もかも手に付かなくなるほどに。

必須科目の単位を落として留年してまう。その時、「プログラミングするときに

子どもたちの姿勢が悪すぎる」という課題に注目、眼鏡に取り付けるセンサー付き

姿勢矯正のプロダクトで今度は、ICAN の世界大会で優勝。

 これを機に、進学でも就職でもない起業という第3の選択肢が浮上。

社会というものを知りたい、自分のこれまで取り組んできたことを” 売る”ということで

社会を知ることができると考えるようになった。

 医学部の橋本先生に相談すると、「背骨をスキャンできるかもしれない」、

遠藤さんからは「学術的に価値があること(=誰もやってないこと)ならGO だ」

と背中を押された。そして、開発資金を調達するために会社を設立。

事業化すると、社会実装するということは、世の中の価値にするということ。簡単なことでは

ないと思っている。大きな挑戦が始まった。

 

高橋さんは、2023年8月に東北大学にて開催されるStartupBase U18にメンターとしてご参加いただきます。

StartupBaseU18の

News Letterをお届けします!